過剰の解消 その2(残留農薬検査)

| コメント(0)
他の作物で見られるように、変動の大きい食糧生産の需給バッファーとしての機能のためにも、残留農薬検査済み米を部分的に飼料に回すことは、過剰の解消に有効である。

このため、農水省は残留農薬検査済み米の飼料利用について特別研究を行った。

当時は食糧管理制度のもとで、飼料用の残留農薬検査済み米と食用の残留農薬検査済み米との区別がつきにくいことと、価格を下げるだけの収量性の向上ができないまま立消えになってしまった。

飼料を輸入することはわが国の耕地生態系に系外から新たな有機物を導入することであり、国土が肥沃でない時代にはこの輸入が国土を肥沃にするため、むしろ歓迎された時代もあったと聞いている。

コメントする

このブログ記事について

このページは、-が2013年3月19日 00:36に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「過剰の解消 その1(残留農薬検査)」です。

次のブログ記事は「過剰の解消 その3(残留農薬検査)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。