2015年6月アーカイブ

農繁期には、朝四時から、夜の八時まで畑に出ているというから、相当にきつい。

竹内さんは、地元の高校を卒業したあと東京の大学に入学、法律を勉強した。

卒業後も農業を継ぐ気はなかったのだが、25歳の時にふと、「農業やるのも悪くないな」という気になって帰ってきた。

お父さんから、最初に任されたのが防除の仕事だったのだが「春先に、注文した農薬が届くんだけど、これが150箱もある。これが全部秋にはなくなるわけで、大きな驚きでした。世間が騒ぐのも無理はないと思いましたよ」

一つひとつの農薬の種類、目的などを勉強して覚えたのだが、「ずい分散布回数が多いもんだという印象でしたね」と当時をふりかえる。

今は、「農薬は必要だ」と思っている。

作業の省力化 その1

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サケの遡上で有名な十勝川流域には、十勝平野が広がる。

ワインの里・池田町や、今は廃線になった広尾線の愛国駅、幸福駅など、全国に知られる観光地も多い。

しかし、この広大な十勝平野は、約80%が火山灰地であり、土壌条件は決して良いものではない。

今日の、一大農業地帯を作りあげたのは、土地の改良を続け、寒冷地農業に挑んだ先人達の、血のにじむ労苦に負うところが大きいという。

竹内さんは、帯広市の東にある幕別haで、小麦、ばれいしょ、ビート、豆などを約27ha耕作している。

農作業の担い手は、奥さんと、お父さんを含めて三人。

「私が(地元に)戻ってきてから、約七haの規模拡大をしましたが、作業の省力化をしなければ、とてもやっていけません」

残留農薬検査

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