慢性毒性試験の内容

実験動物には、通常の場合はラット、マウス、イヌを使う。

農薬原体をエサに混ぜて経口で投与を毎日続ける。

混ぜる農薬の濃度は、少なくとも三段階のグループに分ける。

急性毒性や、亜急性毒性の試験データを参考にして、たとえば、50PPm、250PPm、1000PPmの三段階というように決める。

飼育期間は、ラットが24ヵ月、マウスが18ヵ月で、これは、彼らのほぼ全生涯にあたる。

イヌは12ヵ月を目安とする。

飼育期間中は、エサを食べた量、体重の変化などを毎日観察して記録し、さらに一定期間ごとに血液検査、尿検査なども詳細に行う。

そして、たとえば3ヵ月、6ヵ月と一定期間後に、試験動物の一部を解剖して、臓器の重量測定、組織の顕微鏡検査なども行って、細かな観察データを時間の経過に合わせて作っていく。


残留農薬検査

このブログ記事について

このページは、-が2018年5月25日 10:57に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ガンやエイズの治療薬が早く実用化してほしい(残留農薬検査)」です。

次のブログ記事は「理屈通りにはいかない(残留農薬検査)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。