しかし、化学肥料を多少は使うが農業本来の有機質肥料による土作りに努力したり、農薬使用は最少限に抑えようとしている農家はたくさんいます。
こうした中間的な農家まで否定しては、将来の有機農業の予備軍を失うことになりかねません。
むしろ規模拡大しないと生き残れない日本農業の構造や、無傷の野菜・果物を要求する流通過程の仕組みが、農薬など化学物質の多用を促しているのです。
徹底した有機農業を実践している稲作農家の事例では、水田除草にアイガモを放し飼いしたり、田植えの時に再生紙をマルチ(土壌被覆)したり、さまざまな工夫をしていますが、それでも除草剤使用田とくらべると手間はずっと掛かります。
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