海産物をたくさん摂取し、しかも刺身など生食嗜好の強いわが国の食習慣もあって、その後長年にわたり食中毒菌の王として君臨してきました。
90年代に入り、鶏卵を主な汚染源とするサルモネラによる事件が頻発し、トップの座を譲ったのですが、98年には前年の2倍の患者(1万2346人)を出し再び1位になりました。
ところが、その時はやった菌がこれまでの腸炎ビブリオとは違ったタイプだったので、細菌学者の注目を集めました。
人の場合はその顔形から個人個人を特定できますが、小さな菌をその姿形だけで区別するのは、ほとんど不可能です。
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