板野さんはもともと桃の専作だったが、農業経営上、それだけではリスクが伴うため、約2千平方mのガラスハウスで、マスカットとコールマン種のぶどうも栽培している。
ぶどうは、雨が降ると、べと病などの病害にかかりやすいので、ハウスにした。
農薬の散布は、マスカットが4~5回、コールマンが6~7回位、殺菌剤が中心だという。
「面積の少ない家庭菜園ならともかく、ちゃんとした規模で農業やるなら、農薬使わなきゃ無理だよ。
(虫や病気で)全部やられちゃうね」
無農薬でできますかーと聞いて、一笑に付されてしまった。
「桃だと、まず9割方減るだろうし、できたものも市場で売れない」
残留農薬検査
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