東北を襲った冷害といもち病の被害が、最も大きかったのは宮城県と福島県で、作況指数はそれぞれ、75と76だった。
とくに被害の大きかった地域では、平年の半分以下、4分の1などといデケースさえある。
東北農政局がまとめた統計によれば、88年の冷害の被害総額は、2233億円(北海道、関東なども含めると3654億円)で、このうちコメだけで1870億円を占める。
宮城県のコメが550億円、福島県のコメも433億円という膨大な被害だ。
この両県がササニシキを主力品種としており、このササニシキが、いもち病に特に弱いことも、被害が大きかった理由の一つかもしれない。
残留農薬検査
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