高脂肪食は大腸癌の原因になる。
かつて日本では大腸癌は非常に少なかったが、現在、増えつつある。
さらに、食物繊維はコレステロールを吸着して腸管から吸収しないようにしてくれる。
したがって、繊維が少ないと腸管からのコレステロールの吸収も多くなって高脂血症という状態になる。
その結果動脈硬化が起きる。
動脈硬化になると心筋梗塞とか、かつて多かった脳出血に代わって脳梗塞といった病気になる。
食物繊維は日本人は一日に二〇~三〇グラムくらいとるとよい。
癌を予防するためにはアメリカでは二五~三五グラムとるべきであるとされている。
日本人の繊維摂取量は昭和三〇年ごろには大体二ニグラムで良好であったが、昭和六〇年の調査では一七グラムくらいになっている。
これは食の西洋化によって日本食を食べなくなってきた結果である。
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