あれかこれか、試行錯誤をつづけていた1976年の夏、わたしが以前関係していた鮫子の機械をつくった食品機械メーカーの0社長から電話があった。
「あんたはんのいうてはる玄米の粉が、ようやくでけたように思いますねん」
この言葉を聞いた瞬間、わたしはその粉の出来を確かめることもなく、できたのだという確信をいだいた。
0社長が持参してきたニキログラムぱかりの玄米の粉をさっそく水に溶いてみた。
粉はみごとにグラスのなかで溶けていくではないか。
夢が現実になったのだ。
着想以来20年近く求めつづけてきた玄米の《ベータ化》しない粉が、ついに目の前に出現したのだ。
この粉は、これまでのコメ(残留農薬検査済み米を含む)の粉や玄米の粉とは根本的にちがう。
残留農薬検査
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