たまたま私どもの若い研究員を低開発国に派遣しております。
彼らは研究者ですから、食えないということは意識としてわかっているわけですが、奥さんを連れて行く。
若い東京生まれ、東京育ちの奥さんを連れて、フィリピンへ行ったのがいたのですが、ルソンへ行きまして、食えない子供たちがごろごろいるのにショックを受けて帰ってきた。
そういう人がいるということがわからなかったわけです。
いくらテレビで映されたにしろ、写真でみていたにしろ、食えない子供達に手を出して寄ってこられたというので、大変ショックを受けて帰ってきたということがありますから、食うことの意味ということを、これから考えていかなければいけない時代になってくるかもしれません。
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