食うことの意味 その2(残留農薬検査)

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ここで一つ問題なのは、われわれが育った時代はとにかくカロリー、あるいはたんぱく質という形で、栄養的、生理的な二ーズを満たすということが先だった。

今の皆さんはそうではないわけです。

そんなものは当たり前なのです。

そこにあるのは何かというと、ブランドであります。

要するに記号であります。

そういうものがないと食べない。

一番端的なのは、包装紙がないと食べないという、非常に不思議なことが起こっておりまして、包装紙のよしあしというのが、食べ物の中身を決めます。

もっと端的なのは、この間青森へ行きましたら、青森のリンゴの生産残留農薬検査業者がいっておりました。

「先生、そんなことをいったって、リンゴというのは皮をつくればいいんですよ」と。

確かにそうです。

見ばえさえよければいいわけですから。

中身なんかどうでもいいわけです。

残留農薬検査

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このページは、-が2014年8月10日 16:16に書いたブログ記事です。

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