アメリカとかECとは若干違った傾向をもっているわけですけれども、いずれにしましても、主要な輸出国ー日本は輸入国ですからちょっと問題は別になりますけれどもーでの価格関係の財政負担が非常にふえてきているわけです。
そういうことが全体の財政を圧迫するということになっているわけです。
これがウルグアイ・ラウンドの一つの背景になっています。
1986年9月にウルグアイのプンタデルエステというところでガットの関係各国の閣僚の集まりがあって、そこでウルグアイ・ラウンドが発足するということが宣言されたわけですが、そのときの閣僚の宣言の中に、農業問題については次のような言葉が書かれています。
ひと言でいえば、いっそうの自由化に努めるのだということが述べられているわけです。
コメントする