異常気象 その2(残留農薬検査)

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農業や社会に大きな被害を与える異常気象はどのような頻度で発生しているのでしょうか。

すでに指摘したように、日本の稲作の大敵-冷害は、だいたい四~五年に一回はかならず発生しています。

悪い場合には二~三年も連続することもありました。


異常高温(準も含めて):一九七八、一九八〇、1984年
異常低温(準も含めて):一九五四、一九五七、1983年

となり、10年間に一・七回の頻度で異常気温が発生しています。

異常低温の発生は三六年間に三回と、冷害頻度より低い。

それゆえ、気象・気候分野で定義されている異常気象と農業の気象災害の発生との問には若干の違いがあるように思われます。

一九三〇年代以降における世界の異常気象発生(各観測点での10年間当たりの異常気象回数)が要約されています。

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このページは、-が2014年9月15日 17:06に書いたブログ記事です。

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