アサヒビールが"元気な酒屋さん"づくりに本腰を入れ始めた。
九六年1月に発足した社内のリテールサポート(小売店支援)専門組織「フレッシュアサヒ倶楽部」の支援を受け、営業マンが担当の酒販店を走り回る。
「お店のデザイン、こんなふうに変えたらどうですか」「経営コンサルタントもご紹介しますよ」
脆弱な経営基盤や古ぼけた店舗、後継者不足、情報化の遅れなど。
営業マンは受け持ちの酒販店が抱える問題の数々を本部に報告する。
倶楽部はコンサルティング会社や事務機メーカー、販促物の販売会社、店舗設計会社など六社と提携。
問題に応じて倶楽部のスタッフは提携先に照会したうえ、酒販店に適宜助言していく。
サポートメニューを記載したパンフを酒販店に=万部配布、三カ月間で一〇〇件を超す相談があった。
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