米国も関税化に当たって関税割当制度を導入することを提案しました。
ダソケル案では2次税率を7年かけて最低15%下げれぽすむのに対して米国案は10年かけて75%削減することを提案していました。
しかも,10年後の税率は従価税相当50%を超えてはならないとしたのです。
これでみても,いかにダンケル案が寛大であるかおわかりでしょう。
また,ウルグアイ・ラウンドの成功のために,農産品輸出国の多くがダンケル案支持を表明していることは日本にとって幸いとみるべきです。
ダンケル案による関税化によってどの程度コメの輸入が増えるでしょうか。
関税による産業保護は,価格機能を通じて弾力的に与えられるので,その輸入効果を詳細に予測することはできません。
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