ただし、過去を反省する意味で、やはり評価を振り返ることにする。
目標として、JAS法の認知割合を七割以上と設定した。
さて、結果はどうであったか。
目標のJAS法認知度は九二・七%と目標を上回った。
消費者はJAS法について、農水省が思っている以上に認知していたのである。
しかも食料品を購入する際に、食品表示を確認している割合が五割もいることが調査の結果判明した。
それだけJAS法は消費者から信頼されていたのである。
それにもかかわらず、BSE騒ぎでJAS法がザル法である実態が露見した。
これに消費者が驚き、失望したのは改めて述べるまでもない。
それだけ農水省の罪は深くて重い。
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